早期認知症というより、世間の事が頭に入ってこない認知障害、人との関係性に疎い認知障害のようなものがあるように思う。

 組長さんが、防災訓練の時の要介護者として○○さんに依頼してきたと言いに来たのであるが、「佐藤さんという人はどこの人?」と聞くと「そこの佐藤さん、知っているやろ?」というが見当が付かない。「どの家?」と聞くと、「誰々さんの家の奥にある佐藤さん。」と繰り返すので、もう一度聞くと、「さとすさん」そこでやっと気がつく。苗字だと思っていたので、そんな人組にはいないのにおかしいと思っていた自分がいて大いなる勘違いを暴露してしまった。

 何時もこんな感じでとんちんかんな事ばかりしているので、組長さんもあきれ返っている。世間知らずで、組の事も把握していない。

 先日の空き家は無いと思っていたが、実は家の前の家が空き家だった事に気がついた。家内から惚けていると言われているが本当だなと思う。

 とんちんかん事ばかりしているので、世間の人は変わり者と思っているに違いない。家内が世間体を気にするが、私はお構いなしなのできっとちぐはぐの事が起きているに違いない。

 早期認知症というより、世間の事が頭に入ってこない認知障害、人との関係性に疎い認知障害のようなものがあるように思う。

 予定も予定帳に書いて確認しないと、抜けが生じほかに迷惑をかけることになる。

 数年前に、敬老会のアトラクションを頼まれていたのに、完全に忘れて行かなかったり、たて干しの行事に行く約束していたのに完全に記憶になく、行かなかったりとひどいもの忘れがある。

 仕事も、よく忘れるので秘書役のような人が廻りにいてくれていた。

 退職してからは、2つの予定帳と、スマホで抜けがないようにして、ブログで確認をして人に迷惑をかけない努力をしているのである。